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春本番 [きんぎょ話]

3月末の冷え込み以降、気温が落ち着いていい感じの日々。

例年であれば4月は冷え込むことが多かったんですが、
今年はそれもなく、風も穏やかでかなり暖かいです。

そのおかげで魚も非常に調子よく来ています。今週末は
大潮だったので南のほうでは産卵日和だったことでしょう。

うちの魚たちも♂が♀を追い出し始めました。うまくいけば
昨年のようにGW前の大潮で産卵してしまいそうな感じです。

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銀輪三つ尾和金も順調にきています。今年は短尾化を目指し
親を使っていく予定です。そうそう、この魚に名前を付けろと
うるさく言われていたので、故郷にちなんで「久慈錦」と付けました。
まだ改良途中ですが、以降は久慈錦(くじにしき)として紹介します。

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青文パールも無事に冬眠から立ち上がりました。こちらは
特に商品価値がないようで、名前を付けろと言われません。
パール系は特に更紗や白のほうが売れ筋だそうで・・・。

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同じように見えてもこっちは鉄系と去年でた黒化っぽい魚。
明るいとこだとどちらも大差ないくらいの色になってます。
やはり、ブラックパールへの道のりはそう簡単じゃない。

久々に撮ったんでどれもボケてますが、それもご愛嬌。

外の亀も陽気につられて起き出したので、一気にバタバタに。
もう少し寝ていてほしかったんだけどなぁ・・・。


ペアリング [カメ]

今日明日にかけては日差しはあるものの
風が強く、例年通りの肌寒さがあるようです。
先日起きだしたハコガメもすっかり隠れています。

さて、先週末は金魚の手入れをしつつ、
何種かの亀のペアリングを行っていました。

慣れた♂だと、あわせた瞬間から求愛を始め、
気が付くと交尾をしています。上手いもんです。

♂が慣れていなかったり、♀が準備不足だと
追い回すばかりで一向に成功しません。

ハコガメはあわせても何のアクションもなし。
性成熟にはもう少し時間がかかりそうです。

金魚と違って人工授精ってわけにもいきませんから
こればっかりは亀次第になってしまいます。

今の感じだと、今年も例年通りの繁殖で終わりそうです。

敢えての通常運転 [ハコガメ]

いつもなら一ヶ月ほど早く吹き荒れる春の嵐。
いまさらやってきたようで、一日中荒れています。

今回の地震、九州の皆様にはお見舞い申し上げます。
あの揺れ、一度経験した者であればその威力について
身に染み付きますから、とても人事には思えません。

ニュースから流れるあのアラームを聞いて久々に
あの日の記憶がよみがえってきています。

とはいえ、日本中がやたらと自粛ムードになってしまっては
回るものも回らなくなってしまいます。今の平穏に感謝し
いざという時には、すぐに手を差し伸べられるようにしておけば
いいんじゃないかなと思う被災経験者であります。

さて、そんなわけで今日はカメです。

先週の陽気につられて起き出したハコガメですが、寒さもあって
再び潜ってしまったものも。やはり少し早かったようです。

そんな中でも特に問題なく今週も起きている2匹をご紹介。

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いまだに♂♀がハッキリしないこいつ。顔は♂っぽいけど
尾は伸びてこない。♀なら♀で派手だからいいけど。
色が濃くなってきたから、オレンジ系になりそう?

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こっちは顔も♀っぽいから♀だろう。相変わらずの黄色まみれ。
はやいとこ親にしたいけど、ここまできたらゆっくりでいいや。

GWごろには全て動き出すだろうから、そのときにまた
ちゃんとご紹介しましょう。

あ、最後にちょっとだけ、ここ数日で思ったことを・・・。
単なるくだらない愚痴ですよ。

愚痴


大潮だ [きんぎょ話]

熊本の被災地ではかなりの雨量があったようです。
雨は土砂災害にも注意も必要ですが、破損した屋根の
建物だと、屋内への雨漏りも気になるところです。

東日本大震災後は、結構な数の中古住宅が売りに出ましたが
屋根や壁を修理していない物件もあり、中は酷いもんでした。
大地震後の雨ってのは思った以上の物を持って行ってしまいます。

さて、今日は金魚。2日ほど前から大潮です。

この辺はここ2日ほどは朝が冷え込んだので産みませんでしたが
今日の雨を考えると気温の低下も少ないようですし、明日は
もしかしたら産卵するかもしれません。

魚たちも餌食いが上がってきて順調に来ていますから、
この大潮で産まなかったとしても、次は間違いないでしょう。

個人的には、今回の大潮で産卵があると、東レプへの見学が
ほぼ無理になるので、なんとか我慢してほしいところですが、
自然の摂理の前では人は無力ですからどうしようもありません。

不発 [ニオイ&ドロガメ]

最低気温も安定して10℃付近をうろつくようになり
朝の冷え込みが徐々にゆるくなってきました。

期待していた大潮だったんですが、産気づいたのは
2匹ほどで、気づいた時にはほぼ産卵終了してました。
一応ごく少数ですが人工採卵できたので様子見です。
この程度の産卵なら平日だけの手入れで間に合うかな。

ほかの魚たちもよく見ると、♀は腹が柔らかくなっているし、
♂は星も出て徐々にやる気を出し始めています。
この感じなら次の大潮までに仕上がるでしょう。

こんな感じで、今回の大潮は期待外れに終わりましたが
その代わりにようやく顔を出したものも。

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こんな時期ですがミスジドロガメがハッチしました。

昨年は無精卵続きだったんですが、11月下旬に産んだ
2卵のうち1つが5か月かけて孵化しました。

どうせだめだろうと思って紹介すらしてませんでしたが、
2か月ほどの休眠期間を経て発生したようです。

今はまだ黒豆ですが、ミスドロはみんな最初はこんな感じ。
化ける奴は徐々に色が抜けてきて、2年もすると、

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こんな感じになってきます。親も同じなんで
どう変化していくか楽しみです。

きんぎょもやってるんだよ [きんぎょ話]

一日を通してずいぶんと暖かくなってきましたが
朝方の水槽の水はまだまだ冷たく感じます。

さて、個人的には「今更何言ってるんだ?」といった
話ではあったんですが、先日、金魚店での話の中で

「『もみじ』ってのは『網目透明鱗』って言うらしいぞ」

みたいなことを言われました。多分、網透明鱗のことです。
どうやら業者間でも認識がマチマチのようで、確かに
「もみじ」ってのは透明鱗と混同されやすいです。
主に鰓蓋の透け具合とかセリに出されてる時の名前を
目安に売りやすいように分けてる感じではあります。

ただ、これは業者が勘違いしてたとしても仕方ないんですよ。
実は網透明鱗と透明鱗の見分け方で最も重要なのは、
普通鱗の金魚と同じように「退色」するかどうかなんです。

一般的に透明鱗やモザイク透明鱗の金魚は、退色しません。
色がつくまでは透けたような白っぽい色をしていて、
時期になると白地に色が浮き出てきます。浅葱なんかも
似たような時期に鱗の下に入りだします。

ところが、網透明鱗は普通鱗と同じように黒仔の時期があり
パッと見では普通鱗の稚魚と見分けがつきません。
鱗が巻く時期になり、魚を横から見ると、鱗が抜けたような
感じに見えてくるのでようやく判別がつきます。

ちなみに網透明鱗の由来となったのは、初期の網透明鱗は
鱗に入る箔がきちんと全体的に入っていたため、鱗の縁だけ
やや透けて見え、それが魚体に網目があるように見えたことに
よるようですが、詳しくは知りません。
 (ここにある「箔」って言い方は私個人の分け方です。
 モザイク透明鱗に入る普通鱗は「銀」、網透明鱗は
 それとは明らかに表現が違うので「箔」、どちらとも
 違うものを「キラキラ」と分けて認識しています。)

現在の網透明鱗は、箔が体の一部にしか入らない個体も多く
鰓蓋も透けたり透けなかったりのため、余計に透明鱗系との
区別がつきにくくなってるように感じます。

作る側からすれば非常に分かりやすい特徴ではあるんですが、
生産者は基本的に色が出るまで市場に魚を出しませんので、
末端の小売店では確認しようがない場合もあるんですね。

とは言っても、慣れた人ならそこそこ見分けはつくんです。
ただ、「もみじ」って付いてるほうが高く売れるのであれば、
全部「もみじ」にしたいってのが売る側の論理でしょう。
買うほうも綺麗ならばOKって感じですしねぇ。

・・・久々に無駄に書きすぎましたねぇ。

まあ、ついでだし鱗のとこだけもう少しまとめとくかな。
たまには、金魚もちゃんとやってるとこ見せないとね。

一気に産んだ [きんぎょ話]

4月中旬の寒の戻りがあったので、産卵は5月の大潮まで
伸びると思ってたら、昨日、一気に生みました。

高頭パール系はほぼ採り終ったといってもいいほどの産卵。
受精率もかなりいので、採りすぎた分は養魚場にでも出すかな。
GW明けまでに泳ぎだすだろうから一気に忙しくなりそう。

あとは福ダルマと青文パールが産めば今年の採卵は終わり。
ここまでは順調にきたのでとりあえず一安心です。

さて、前回の続きみたいな感じで、鱗に関して少し掘り下げます。
(あまり議論する気はないんで、間違ってても知りません。)

金魚の鱗の種類に関しては、個人的には以下の認識です。
鱗の詳しい構造とかはどうでもいいので省きます。

・普通鱗
・透明鱗(全透明鱗とも言う)
・網透明鱗(俗にいう「もみじ」)
・パール鱗
・キラキラ(詳細不明、海外ではhammer scaleと呼ばれてる)
・鏡鱗(ドイツ鯉のような大きな鱗。画像確認のみ)
・無鱗(鏡鱗がでてるなら、これも出るはず。未確認表現)

上記が自分の中では基本となる鱗のタイプで、あとはこれの
組み合わせで、さらにバリエーションが出てきます。
個人的に実物を確認しているのは、

・モザイク透明鱗(普通鱗と透明鱗の混在表現)
・モザイク網透明鱗(普通鱗と網透明鱗の混在表現。福ダルマに出る)
・普通鱗パール(パール系全般に出現。表現例:穂竜、浜錦)
・モザイク透明鱗パール(パール系全般に出現)
・透明鱗パール(パール系全般に出現)

ぐらいですが、今後のブリーダーの情熱如何でこれ以外の
バリエーションもどんどん出てくると思います。
これらとは別ラインとして鱗の生え方に変異が出ている、

・乱鱗

というのもいますし、鱗だけでも相当なバリエーションです。
これらの鱗自体の表現に、色による表現がさらに乗るので
同じ体型の金魚であっても、無数のバリエーションが生まれます。

実際にはそれに、肉瘤、体型、鰭の形、鰭の有無、目、水泡まで
さまざまなオプションパーツを選択していくわけですから
まだまだ未知の組み合わせってのは無数に残っているんでしょう。
それが世間に受け入れられるかどうかは全く別の話として。

なので、個人的には魚の名前に振り回されずに、表現をみて
魚のタイプ分けができるようにするといいと思ってますし、
自分も可能な限りそうしています。たとえば、

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この魚は久慈錦と付けましたが、各表現を分けて表すと

体型:長物
肉瘤:なし
体色:三色
鱗表現:モザイク透明鱗
鰭表現:短鰭、四つ尾

となります。こう見ると基本的にはキャリコ和金と大差ない
魚だと認識でき、大きな表現として魚を変えているのでなく
もっと細かい部分の表現で差をつけていることがわかります。
ここでいう細かい表現とは、銀鱗の多さだったり、三色の
バランスだったり、体高や太さだったりします。

どんな魚であろうと、こんな感じで機械的に見ていくと、
世の中にはまだまだいろいろなタイプの魚を出す余地がある
ということに気づけるし、自分がどのような魚を創ろうと
しているかを再認識できると思います。

当然、会のような同一品種内での優劣を競う場ではこの考えは
大雑把すぎて使えません。もう一段下での表現タイプ分けや、
「泳ぎ」や「好み」といったタイプ分けできない「人の感性」が
評価に入ってくるためです。その辺については各会に入って
習うしかないんでしょう。私はそれが苦手なようです。

今回のような記事、自分のような人間からすれば、手の内を
明かしてるようなもんですから、大事なとこは抜いてますけど、
金魚雑種ブリーダーってのは、何も考えてないように見えても
実はいろいろと考えてるんだって話です。